Cafe 568 : 五郎八が思ったこと、感じたことを綴る 地熱住宅・五郎八の家



今、盛んに「オール電化の家造り」を謳い文句にしたテレビコマーシャルが流れています。
「オール電化にすると、原子力発電による受電費が増えるから、CO2の排出量が少なくなる」とか、
主婦向けのキッチンでは、「炎が出ないので安全」、「熱源がプレート状なので掃除がしやすい」、
「清潔で環境に配慮しています」といった内容ですね。
21世紀は「環境」というのがひとつの大きなテーマなので、ここがビジネスの狙いなのでしょう。

ところが、「人体に問題のある電磁波」については、一言も触れられていないのです。
私がある住宅に設置した電磁波調理器の電磁波を測定した結果、
熱源部分より1.5メートルから2メートル離れないと、5ミリガウス以下になりませんでした。

つまり、調理するときに調理台に近付くと、10.0ミリガウス以上の電磁波を浴びることになるのですから、
メーカーはここの部分もはっきりと消費者へ知らせるべきでしょう。

このように「物」には、長所と短所が同時に内在しているので、
消費者へは両方の情報を提供していくことが「ものづくり」に携わる人たちの使命ではないでしょうか。
とにかく売れたらいいのだという考え方は、20世紀で終わらせたいものです。
なぜなら、負の遺産をこれ以上未来へ残さないためにも。


2001年03月07日 新幹線のぞみ東京行にて記

エコロジー建築家 矢上五郎八
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