Cafe 568 : 五郎八が思ったこと、感じたことを綴る 地熱住宅・五郎八の家



「ひと」は、なんなの?
「ひと」を追究しようとしたときに「動物」との比較をあげる。
人と動物の違い、それは「ナルシズム」(自己愛)があるかないかである。
これは「生きる」とは何かを追究するときのキーワードでもある。

人間は、外界の環境から身を守るのに服を身にまとうが、外部の環境からの保護だけの目的であれば、
同じ地域・環境にいる人間は、同じ服・同じ靴・同じ髪型でよいではないか。
ところが、世界の経済先進国のヨーロッパ・アメリカ・アジアにおいても、
また、反対の経済発展途上国・文明後進国の地域において、
人々が身につけている服や髪型は、それぞれ違うものを身にまとっている。

それは、よりよく自分自身を美しく、また自分によく似合うようなものを選んでいる。
それは人間だけに「自己愛」、つまり「ナルシズム」があるからである。

脳内革命の著者で医学博士でもある春山茂雄氏が著書の中で書いていたように、
人間には、動物と違う「第4の脳」が大脳の一番外側にあるという。
その脳を広げると、新聞紙一ページの大きさらしい。

その脳は「感謝脳」ともいわれ、動物には皆無だそうだ。

「自己愛」は、人間だれでも無意識界の中に持っているものだが、
意識界の中に表現することに罪悪感を持つのである。

ところが現世には、宇宙の法則で「プラス+マイナス=0」から成り立っているので、
無意識界にあっても常に意識界に出るのである。

そんなことで、自分をより良く見せたい、また見てもらいたいという本能にかられている。
その本能こそが、「生きる」ことに繋がっていく。

つまり、自己の表現方法なので、その表現方法はいろいろとあるが
(例えば、芸術・スポーツ・経済・政治・職業・ボランティアなど)、
この「ナルシズム」がなくなった時、人間は「自殺」を選んでしまうのである。

だから、人間は大いなる「ナルシスト」になるべきである。
そうしたら、どのような状況下の中においても「生きる」ことができる。


エコロジー建築家 矢上五郎八
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